神々の楽園で深いリラックス：バリ島とヨガの魅力

神々の住まう楽園、バリ島。その中でも特に神聖なエネルギーに満ち溢れていると言われる場所、ウブド。この地で深い呼吸と共にヨガをするとは、多くのヨギーにとって充実した時間となります。この記事では、ヨガインストラクターのSAiCOがウブドで体験した、ヨガや食事についてご紹介します。

 

ウブドという不思議な場所

バリ島の中心部に位置するウブドは、緑豊かなライステラスとジャングル、神聖な寺院や美しい文化で知られる街です。

街中から車を走らせウブドに近付いていくと、車の窓から見える風景は、自然豊かで絵画のように美しく、心が落ち着いていきます。そして落ち着くと共に、またウブドに帰ってきたと、ワクワクが心の中で広がります。

多くのヨギーがウブドを訪れますが、ヨガをしていない友人も「ウブドでは時が止まったような感覚になった」と言っていました。

 

目覚めの瞬間

 

ウブドのホテルで目覚める朝は、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚になります。窓から差し込む柔らかな朝日、鳥のさえずりと風に揺れる木々の音。ベッドを抜け出し、バルコニーに立つと、心地の良い風が吹き抜けていきます。

空気は新鮮で、自然の香りが心を満たしてくれます。美しい場所で一日が始まることに喜びを感じ、感謝の気持ちで1日が始まっていきます。

昨今の日本では、「ヨガ＝ポーズをとるエクササイズ」という印象が強いですが、本来ヨガとは、インドの哲学に基づく心身の修行法を指します。

サンスクリット語で「結びつける」や「統合する」を意味する「ヨガ」は、心、体、精神の調和を目指す実践法なのです。

五感を研ぎ澄ませ、鳥のさえずりや風を感じることも、またヨガの一部なのです。

 

ヨガをするタイミングや場所

 

ウブドにはヨガのメッカと呼ばれるスタジオやリトリート施設が多数存在します。観光目的でウブドに足を運んだ方も、ドロップインでヨガ体験可能。

 

・ヨガバーン（The yoga barn）

ウブドのヨガスタジオといえばヨガバーン。観光客から熟練のヨギーまで様々な人がヨガを受けにくるスタジオです。

 

・ウブドヨガセンター（Ubud yoga center）

ヴィクラムヨガやフライハイヨガ（空中ヨガ）などがあり、渓谷のスタジオがあるので見晴らしがとてもよく、呼吸がしやすい場所でした。

 

上記ヨガスタジオ以外にも沢山のヨガ施設が充実しています。滞在しているホテルにヨガプログラムがついていることもあります。

また、ヨガは自身の練習といしてライフスタイルの中に組み込むのもおすすめです。

起き抜けや夕暮れ時など気が向いた時にすぐヨガの練習ができるよう、ヨガマットやラグを持っていると便利です。

マンドゥカのトラベルマットは、薄くてコンパクトになるので持ち歩きに便利。

薄さゆえ、膝や肘に多重がかかることもあるので、タオルなどを膝下などに置くとより快適にポーズをとることができます。

 

ヨガ後はワルンへ

 

ヨガが終わった後の楽しみのひとつが、バリ島ならではの美味しいローカルご飯。

ウブドの中心部にある小さなワルン（地元の食堂）で食べたナシゴレンやチャンプルは、香ばしい味付けと新鮮な具材の相性が絶妙で最高。

食べた瞬間から、心と体が満たされます。また、サンバルと呼ばれる辛味調味料を少し加えることで、より一層味わい深くなり、食欲をそそります。

また、バリ島の新鮮なフルーツも外せません。特にマンゴスチンやドラゴンフルーツ、ランブータンなど、日本ではなかなか手に入らないフルーツをたっぷり味わうことができます。

フレッシュな果汁と香りが口いっぱいに広がり、暑さで疲れた体を潤し癒してくれます。

バリ島のワルンやレストランのフルーツジュースメニューは、日本とは異なるラインナップなのでぜひチェックしてみてください。

 

心と体の再生

 

バリ島に２〜3日滞在すれば、心も体もすっかりリフレッシュされます。そして、新たなエネルギーが湧いてくるのを感じました。

日本での日常生活に戻った後も、この経験を通じて学んだことを活かし、自分のヨガクラスやワークショップなどにも取り入れています。

特にウブドでのヨガ体験は、旅行やリラクゼーションの枠を超えた、深い内面的な旅となりました。自然の中で自分と向き合い、心の静けさを見つけるこの時間は、一生の宝物です。

忙しい日常から離れ、心と体を解放するための旅先として、ウブドは最適な場所かもしれません。

 

おわりに

 

バリ島のウブドでヨガを体験することは、心と体を深く癒し、新たな気づきを得るための時間となり得ます。

「少し疲れたかも・・・」

「自然に癒されたいな〜」

そんなお疲れモードの時は、バリ島に行くのも一つのいいアイデアではないでしょうか。

神々の楽園で深いリラックスを味わいながら、自分自身を再発見するこの特別な旅を、ぜひ皆さんにも体験してほしいと感じています。